豊かな水流。

地蔵川の梅花藻の水中写真

野生の川、姉川。

地球から溢れだす水がつくる姉川。深い森の奥、ケモノだけの世界で静かに生み出される水からはじまる姉川は、動物の、植物の、ヒトの命の源となり、全ての者を凛としなやかに育て上げる。雪深いことも、山が嶮しいことも、この川を形成するためのものだとするのなら、よろこんで受け入れられる。米原の根源を、びわ湖の素を成す大動脈なのだから。

森に囲まれた姉川

星空の川、天野川。

源氏ボタルが乱舞する天野川

霊仙山に源を発する天野川。川沿いの集落・世継と朝妻に言い伝えられている七夕伝説。天野川と呼ぶようになったのは伝説の所以だとも言われている。夜空に輝く天の川と同じ名をもつこの川の水面には、夏になると星のように輝くホタルが舞い、まるで川が銀河行きのレールになって宇宙旅行に誘っているように感じる。

清流、地蔵川。

醒井の七湧水を源流にする清流、地蔵川。昔から水の清らかな醒井には、七湧水と呼ばれる清水が今もこんこんと湧き出している。ヤマトタケルノミコトが傷を癒したとされる「居醒の清水」をはじめ、「十王水」「西行水」「天神水」「いぼとり水」「役の行者の斧割水」「鍾乳水」。地蔵川に息づく、小さく愛らしい「梅花藻」、絶滅が危惧されるトゲウオ科の魚「ハリヨ」はともに清流の証。

梅花藻が水面をただよう地蔵川

米原の川

地蔵川の梅花藻

属性
キンポウゲ科の多年生草木植物。水温年間約14度前後の川の水底に群生し、夏には梅花のような白い花を咲かせる。
見ごろ
7月下旬から8月下旬頃。可憐で涼しげな梅花藻の姿を拝みに毎年多くの見物客が訪れる。
所在地
●滋賀県米原市醒井
アクセス
●JR近江長岡駅 ●徒歩10分
米原市役所のロゴ

文/写真

米原市役所

米原市役所では「びわ湖の素・米原」を合言葉にシティセールスを推進しています。このWEBサイトを通じて、移住を考えている人や米原で仕事をしたい人をはじめ、これまで米原を知らなかった人でも、楽しく米原を知ってもらえるように情報発信しています。